日本の女性のキャリア形成と家族
¥ 5,940 税込
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変らなきゃならない。でも、まだ変わってはいないのだ。
現代日本の女性を取り巻くここ30年余の変化を見据え、仕事と出産・子育ての両立を阻む構造的実態、その問題の所在を明らかにする。
これまでさまざまな政策が実行されながらも、女性をとりまく、雇用慣行、賃金格差、正社員/非正社員間の壁、そして出産・育児・保育にまつわる困難は変わっていない。現代日本社会の30年余に及ぶ推移を丹念に追い、その十分な課題解決を阻む構造的実態を理論的かつ実証的に明らかにする。問題の所在を見定め、課題克服のための、具体的な方策を提言。
[目次]
第Ⅰ部 日本の女性の就業と少子化、家族の変化
第Ⅰ章 現代日本のキャリアと出産の課題
第2章 女性の労働供給の変化を時代を追ってたどる
第3章 日本における「正社員」と「正社員以外の働き方」間の高い壁
──日本の女性労働供給モデル
第4章 女性の労働供給の変化と経済理論
第5章 聞き取り調査から見る若年女性の仕事と家族形成
第6章 聞き取りと統計調査から見る米国の高学歴女性の就業と出産
第7章 女性の就業と出産・育児・保育──なぜ就業継続がすすまず未婚化が進展したのか
第8章 なぜ日本では少子化が起きているのか──経済学、人口学から
第9章 シングル女性のキャリア──シングル女性は幸せか
第10章 日本的雇用慣行と女性の昇進
第Ⅱ部 政策効果の検証
第11章 育児短時間の義務化と結婚・出産・就業継続への影響
第12章 性別役割分業と第2子の出産──日本的雇用慣行が出生に与える影響
第13章 非正規雇用と正規雇用の賃金格差と就業調整問題
──女性・若年の人的資本拡充のための施策
終章 これからの日本の労働政策・家族政策・社会保障政策