刑事訴訟で問われる 刑法の理論Ⅰ
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刑法の法律専門書。全4巻中の第1巻。本巻は、いわゆる刑法総論を取り扱う。研究手法として、個別分析的アプローチと全体総合的アプローチを対立軸とし、そこに歴史的アプローチを加味する。犯罪構成要件をミクロに分解して個々の争点を論じる研究手法は、一見科学的に見えるが、時に適正な刑罰権行使という本来の目的を忘れてしまいかねない危うさがあるとの研究視点に立つ。主要な判例を網羅し、それを歴史的順番に従って検討していくことにより、これまで誰も目にしたことのない新たな世界が見えてくる。刑法は、学説が激しく対立する法分野である。はたして問題解決の糸口は見つかるのか。
[目次]
第1編 刑罰法令の合憲性判定基準
第1章 問題の所在
第2章 学説
第3章 判例
第4章 小括
第2編 刑罰論としての死刑選択
第1章 問題の所在
第2章 学説
第3章 判例
第4章 小括
第3編 犯罪論としての罪数
第1章 問題の所在
第2章 学説
第3章 判例
第4章 小括
第4編 正当化事由
第1章 正当行為(刑法35条)
第2章 正当防衛(刑法36条)
第3章 自救行為
第4章 被害者の同意
第5章 超法規的違法性阻却事由の理論
第5編 犯意及び責任能力
第1章 犯意
第2章 責任能力(刑法39条)
第3章 超法規的責任阻却事由の理論