〈つながり〉のリベラリズム
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「個人に閉じた自由」は「自由な社会」を構築しない。生と死に直面し〈向き合ってしまった関係〉から構想する関係性の法理論へ。
他者に依存するニーズを必ず持つ個人をリベラリズムは捉えられるのか? ケア論を中心に批判が高まっている。本書は、言語化されないままに近代法体系に組み込まれてきた〈向き合ってしまった者〉との関係と、そのなかにある個人を、法の周縁から救い出す。個人を尊重する「自由な社会」の可能性を考える、旧くて新しい構想。
[目次]
序 章 関係性の権利を考えるために――「関係性」と「権利」の関係
第一章 〈個人の尊重〉と〈他者の承認〉――出生前検査から考える
第二章 ケアの倫理と関係性――ケア関係を構築するもの
第三章 法的主体と関係性――ケアの倫理とリベラリズムの論理
第四章 関係性の権利――〈差異〉を/から考える
第五章 特別な関係下における責任――片務的負担という特性
終 章 〈つながり〉のなかで――規範的関係の理論構想
補 論 ケアの倫理とリベラリズム――リプロダクション(生殖)をめぐる視角から