運動・社会民主主義・対抗構想
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安保と自衛隊に代わる平和の構想とは？ 新自由主義の終焉をもたらす新たな福祉国家構想とは？
安保体制、企業社会、新自由主義に立ち向かった戦後の社会運動の歴史と特質を分析し、戦後の労働組合運動、社会民主主義はどんな力を発揮したか、企業社会の形成に伴っていかに変質したのか、新自由主義に対抗してどんな社会運動が台頭したかを解明する。
［目次］
Ⅰ 戦後社会運動の歴史的位置
１ 階級の論理と市民の論理
Ⅱ 企業社会と新自由主義に対抗する運動
２ 「豊かな社会」日本の構造
３ 現代日本社会と社会民主主義―「西欧型社会民主主義」への模索とその隘路
４ 戦後型左翼の形成・展開と日本政治に対する規制力
５ 現代日本における社会民主主義の可能性―「新しい福祉国家」の戦略
６ 二つの国民的経験と新自由主義をめぐる対抗の新段階――新自由主義政治転換の構想と主体形成に焦点をあてて
Ⅲ 平和運動、憲法運動の歴史と現在
７ 日本国憲法をめぐる攻防の七〇年と現在
８ 「戦後」日本の岐路で何をなすべきか
９ 戦争法案反対運動の到達点と「戦争する国」づくり阻止の展望
Ⅳ 日米安保と自衛隊に代わる平和の対抗構想
10 安倍政権による戦争法強行と対抗構想
11 安保のない日本をめざす運動と構想の歴史
12 日米安保と戦争法に代わる日本の選択肢