〈社会のセキュリティ〉を生きる
¥ 2,640 税込
- 商品コード
- 1868083
関連カテゴリ
実店舗在庫
読込中...
「社会保障」の意味だけでなく、国防や防犯、防災などの「守り」であるといえる「社会のセキュリティ」。
しかし、現在、さまざまなセキュリティが相互に矛盾し、一方が他方の抑制になったりとバランスを保てなくなっている。
本書では、そういった現代社会の現状を鑑み、新たなパースペクティブから、「社会のセキュリティ」の問題設定に取り組み、前著(『「社会のセキュリティ」は何を守るのか―消失する社会/個人(2011)』)でも考察した「社会のセキュリティ」において「消失する」ととらえた「社会/個人」の「生きる」可能性を問う。
[目次]
序 論 「社会のセキュリティ」を生きる―「安全」「安心」と「幸福」との関係
第1章 生命のセキュリティ―社会学、進化論、優生学、エンハンスメント
第2章 幸福の社会指標化と政治―世論に基づく政治から幸福感覚の政治へ
第3章 情報通信技術がもたらす社会変動とリスク―ネット炎上を考える
第4章 地域社会の意味と存続可能性―地域社会に生きることの意味
第5章 ペットと家族と地域社会のセキュリティ
第6章 構築される貧困―生活保護バッシングと社会の範囲
第7章 親密性と関係性の再編のために―家族・教育・ジェンダーというセキュリティ