平和と人権の思想史
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時や国を超えた不変的理念の成熟過程を解明
各国には現実の法律(実定法)が存在するが、それとは別に時代や国の違いを超えた不変の法がある。これが自然法である。自然法思想は古代にまで綴るが、近代において個人相互間の平和・基本的権利の擁護・国際平和という理念が含まれるようになる。本書は六人の思想家を取り上げ、この理念をどのように成熟し結実させたかを明らかにする。
[目次]
序 章 近代自然法思想の前史―古代・中世の自然法思想
第1章 グロティウス―近代自然法思想の誕生と戦争抑止の法
第2章 ホッブズの自然法思想と国家哲学
―国内平和と人権擁護の機関としての国家
第3章 スピノザ哲学における自然法と国家
―基本的人権の不可侵と近代国家の倫理的意義の確立
第4章 ジョン・ロックの政治哲学―自然法思想に基づく人権擁護国家の完成像
第5章 サン・ピエールの永久平和構想
第6章 カントの道徳哲学と平和論―近代自然法思想の集大成