自分を傷つけることで生きてきた
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たとえ自傷しても、自分を責める必要なんてない・・・・・
学生のうち10人に1人が自傷経験がある時代。なかなか自傷から抜け出せず、大人も自傷する傾向にある。しかし、社会的には自傷に対する偏見もあり、たとえ回復しても友人や家族に言い出せなかったり、傷を隠しながら生きなければならない・・・・・
自傷はいまを耐え抜くための唯一の方法、なかったことにされる「大人の自傷」、回復後こそ大きくなる「傷跡の問題」。大丈夫、あなたはあなたのままでいい。リストカット、アルコール依存、薬物依存、摂食障害など、1000人以上の自傷痕患者を治療した形成外科医による、見えない傷と見える傷のこと。
著者の村松英之は形成外科医としてリストカットの患者の治療を行いながら、2022年には、日本自傷リストカット支援協会を設立。患者のサポートのほか、医師への啓蒙活動を行ってきた。
本書は、当事者へのインタビューを通して、心と体の守り方を紹介する。