就労支援を問い直す
¥ 3,300 税込
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就労支援に寄せられる期待と疑念とが錯綜している。本書は、横浜市と豊中市の創意工夫と試行錯誤について詳述するとともに、その背後にある理念や矛盾・限界を浮き彫りにする。そして、「こんな働き方や支え方が広がれば、地域は喜びと活気に溢れるだろう」という、目指すべき新たな社会ビジョンを提示する。
［目次］
序 章 「就労支援の意味」を問うことの意味
第Ⅰ部 国の政策と2市の概要
第１章 国の福祉政策・労働政策の変遷
第２章 横浜市と豊中市の概要
第Ⅱ部 横浜市
第３章 横浜市の就労支援政策
第４章 就労支援の委託にともなう課題――人材企業を事例として
第５章 協同労働団体の連携による就労困難な若者の支援
――「くらしのサポートプロジェクト」の挑戦
第Ⅲ部 豊中市
第６章 豊中市における就労支援政策の概要
第７章 就労支援の「出口」をめぐる模索――中小企業支援の視点
第８章 連携によってつながる支援の輪
――豊中市における生活保護受給者への就労支援
第９章 リビング・ウェイジを生みだす飲食店
――地域が育む自営業による女性の就労
第10章 ポスト日本型福祉社会における就労支援
――豊中市地域雇用創造協議会の取り組みを事例として
終 章 誰もが働ける社会／生きていける社会を築く