消滅する契約法
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本書は,契約に大きく依存しながらも社会において契約法制度が実質的に弱体化していることについて検討し,多くの人々に影響を及ぼしながらも法学的に査定されることを逃れている形式主義化の進む重要な契約活動の領域を考察していく。
契約法は,イギリスにおいても契約責任の土台となるとともに,それが機能する骨組みを提供しているが,契約をとりまく法律の役割は今や消滅に近づいている。契約が成立して権利および義務を創設する方法は,過去40年間で大きく変化してきた。現在,消費者は増大するオンライン環境においては自らのコントロールがほとんど及ばない自動化されたプロセスを通じて契約を締結している。消滅しつつある契約法の意味と,(もしあるのならば)その復活の可能性を精査する本書は,法制度が異なるものの問題状況が共通する日本にもインパクトを与える。
[目次]
第一章 消滅する契約法
第二章 契約コモンローの動向
第三章 契約化とコモンローの後退
第四章 私的秩序化、規制および契約法
第五章 ギャップを介しての契約
第六章 契約法に対する将来の挑戦
第七章 コモンロー復活の可能性
第八章 結論