最新 IFRS保険契約〔改訂増補版〕
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2023年のIFRS第17号の発効以来、欧州やアジア・オセアニアなどの国で保険会社がIFRS第17号を初めて適用した財務諸表を公表しています。
こうしたなか、本書改訂版の発行(2022年)後も、IFRS第17号基準書の適用上の論点が議論されております。IFRSIC(IFRS解釈指針委員会)は、2022年に2回、2023年に1回、IFRS第17号に関するアジェンダ決定を行っており、また、2024年4月には、IASB(国際会計基準審議会)からIFRS第18号が公表されています。
本改訂増補版では、こうしたIFRSICでの議論や、保険会社にも適用されるIFRS第18号の要求事項を取り込み、さらに、2022年12月、FASB(米国財務会計基準審議会)が公表したASU2022-05「売却された契約の経過措置」についても言及しています。
IFRS第17号導入に取り組み、適用した各国では、IFRS第17号がもたらす便益について評価を始めており、今後、IASBによる適用後レビューにおいて財務諸表作成者からのフィードバックが期待されます。
本書は、保険契約に関する会計実務に携わる方々が、IFRS第17号保険契約の実務を理解するために役立つ、おすすめの一冊です。
[目次]
第 1 章 IFRS第17号公表の意義
第 2 章 範 囲
第 3 章 保険契約の集約レベル
第 4 章 当初認識
第 5 章 当初測定
第 6 章 事後測定
第 7 章 再保険契約
第 8 章 条件変更および認識の中止の概要
第 9 章 表 示
第10章 開 示
第11章 発効日および経過措置
第12章 他の基準書の結果的修正
第13章 第17号の導入による影響
第14章 経営管理としての意義および留意点
第15章 米国会計基準(U.S.GAAP)の改正
補 章 1 TRG議論より
補 章 2 IFRSIC議論より