困民党の行く手を阻んだもの
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◎秩父事件解析に新たな視点を!
明治の民衆運動であり自由党が困民を突き動かした「秩父事件」を、当事者である困民党側の視点だけでなく、埼玉県西部地域や群馬県南西部などの秩父以外の周辺地域がどのように反応し対応していたかを中心に読み解く。
とくに困民党と同じ立場であった大衆の人々が結成した各地の自警団などを深く追究し、当時の人々が秩父事件や困民党をどう見ていたのかを探っていく。
明治17年から140年が経過した秩父事件、その歴史的な事件の新たな解析への嚆矢となる書籍!
[目次]
第1章 秩父事件の概観
第2章 比企地域
第3章 大里・寄居・児玉地域
第4章 飯能・名栗地域
第5章 秩父地域
第6章 群馬山中谷
第7章 自警団の系譜
付論 自由民権運動の解体