2022日本:歴史的諸層位
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2月のウクライナに始まり、7月には奈良の事件(安倍元首相銃撃事件)が重なった2022年は、国際社会の構造を照らし出す事件と日本の2013年体制を照らし出す事件が相次いで起こるという、特殊に重要な年であった。この両者の連動を、労働市場改革、大学10兆円ファンド、カルト宗教問題、そして日本国憲法9条論等々のテーマを入口として読み解く。2022年を重要な基点として、その前後、2019年から2024年までの5年間に著者が法律時報誌を中心として公表してきた「時評」を一書に編んだ、唯一無二の現代史分析。
[目次]
I 残骸の諸層位
II カルト集団の政治浸透について――若干の問題整理
補遺I 裁判官の良心(『現代思想』2023.8)
補遺II 小連載「宗教団体とデモクラシー・法」の企画趣旨
補遺III 行政法学はデモクラシーの変化にどう応えていくべきか
補遺IV IとIIのための補遺
III 「大学10兆円ファンド」
補遺V IIIのための補遺
IV 「土地所有者不明事件」の怪
補遺VI IVのための補遺
V 「労働市場改革」
補遺VII Vのための補遺
VI ロシアのウクライナ侵攻と日本国憲法9条
VII 日本の安全保障に関する初歩的な確認事項
補遺VIII 日本国憲法9条の知的基礎
補遺IX VIおよびVIIのための補遺
VIII エピローグ:情報のヘゲモニー