権利としてのボランティア
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国家がボランティアを支援する制度があり、毎年数万人が参加する国、ドイツ。ナチス時代の負の遺産と戦い、個人の自発性の尊重を目指してきた挑戦の軌跡から、ボランティアと社会とのあるべき関係を見つめ直す。
［目次］
はじめに ―ボランティア支援政策が問いかけるもの
第１章 なぜボランティアを支援するのか ―日独の事例から
第２章 負の過去と向き合う ―ボランティア支援の歴史的展開
第３章 物言うボランティア ―政治教育との接続
第４章「承認の文化」に向けて ―社会的包摂か、格差の再生産か
第５章 なぜ義務化が支持されるのか ―揺れるボランティア制度
おわりに ―政策から「ボランティア」を考える