日本の国民皆保険
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歴史に学び、医療の未来を切り開く
生産年齢人口の減少、2040年問題、物価・賃金の上昇、医師の偏在――
医療保険の一世紀を精細に分析する決定版通史
わが国は一九六一年に国民皆保険を実現し、高度経済成長が終わる七三年まで給付の拡充を図った。しかし、社会経済が右肩下がりになれば、国民皆保険が形骸化するおそれがある。この危機を乗り越える鍵は歴史の中にある。社会保険方式、被用者保険と国民健康保険の二本建て、独立型の後期高齢者医療制度という日本独自の仕組みは、なぜ、どのように生まれたのか。基本に立ち返ることで、真に守るべきものが見えてくる。医療政策の第一人者が、国民皆保険の構造と軌跡を明らかにし今後の展望を描く。
[目次]
プロローグ
Ⅰ部 構造
第1章 日本の医療制度の特徴と概要
第2章 日本の国民皆保険の要諦
第3章 制度設計をめぐる論点と分析方法
Ⅱ部 軌跡
第4章 基盤形成期
第5章 確立・拡充期
第6章 見直し・改革期
第7章 軌跡をめぐる論点と考察
Ⅲ部 展望
第8章 社会経済の変容と制約条件
第9章 医療提供制度をめぐる課題と改革
第10章 医療保険制度をめぐる課題と改革
エピローグ/あとがき/注/参考文献