米国刑事判例の動向Ⅸ
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二重危険禁止に関する過去40年近くの米国判例の網羅的研究。前の無罪、争点阻止効、二重処罰の禁止など多様に展開する法理を系統立てて、判例理論の理解に必要な論旨の明確な把握と解説を行う。『米国刑事判例の動向Ⅰ』収録の重要裁判例が下された後の判例の動向を追う。刑事法執行を制約する自由保障の原理や、処罰概念を前提とする制裁論を根底とする判例法から法解釈、法政策の可能性が示唆され、大陸法と対照的な裁判モデルの検討のうえで司法課程論に資する。組織犯罪や共謀罪の含意などの現代的な課題や、部族社会の自決と権利保障という古くからの問いまで網羅する。憲法、刑訴法の研究者、実務家に有用で、日米比較法研究に必須。
[目次]
Ⅰ 前の無罪
Ⅱ 有罪判決の破棄
Ⅲ 同一犯行の概念
Ⅳ 争点阻止効
Ⅴ 二重処罰
Ⅵ 量刑
Ⅶ 二重主権
Ⅷ 権利性
Ⅸ 救済