桐生市事件
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「健康で文化的な最低限度の生活」を保障する生活保護制度が根底から歪められた。群馬県南東部の桐生市。高齢化などにともなって生活保護率が高くなっている周辺自治体とは正反対に、年を追うごとに保護率が激減していく異常なデータ。「ハローワークへ毎日行って求職活動をしてください。窓口で書類に印鑑を押してもらい、私たちがそれを確認できたら1000円お渡しします」。違法で過酷な水際作戦に、ついに当事者が声をあげ、支援者が奔走する―。
[目次]
第1章 「1日1000円」の衝撃
事件発覚/専門家も驚く実態/謝罪会見での追及
第2章 困窮者を追い払う福祉
「水際作戦」の果てに/警察官OBと扶養照会/データが語る異常事態
第3章 闘っていたひと
突然の訃報/仲道さんが最後に語ったラジオ
第4章 広がる追及
第三者委員会の追及始まる/全国調査団の結成/桐生市問題、国会へ/群馬県による特別監査/告発の行方――国家賠償請求裁判
終章 桐生市事件が問うもの
その人は確かに生きていた/問われる行政の責任/メディアと議会の責任/事件が問いかけたもの