紛争が戦争とならないために
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戦争の危機を伴う紛争を制御するため、国際法が果たす役割とは。「紛争から国際法を見る」という視点によって検討を深めていく。
[目次]
序 章 国際法はいかにして紛争の制御に寄与するか
第1部 国際法諸規範の意義
第1章 自決原則に基づく分離要求への国際連盟理事会の対応
第2章 領域国際法の不確定性とコソボ紛争の余韻
第3章 トルコ・ギリシャ間のエーゲ海・東地中海諸紛争
第4章 北アイルランド和平とブレグジット
第5章 冷戦期デタントの展開とその現代的意義
――勢力圏と安全保障をめぐる紛争への対処
第6章 ポーツマス条約(1905年日露講和条約)が
戦前の極東における紛争の抑制・緩和に果たした役割
第2部 軍事活動スキームへの移行の回避
第7章 グレーゾーン事態対処の法的制御
第8章 海空域インシデントと武力紛争の間
――領域侵入事案に見る国際法の紛争制御機能
第3部 国際裁判の役割
第9章 国際紛争平和的処理手続による紛争制御の試み
―――コスタリカの例
第10章 チャド・リビア領土紛争
――戦争が紛争になるために
第11章 失地回復という問題
――ハニシュ諸島紛争とバカシ半島紛争を題材として
第12章 チャゴス諸島領有権紛争における国際裁判所の役割
第13章 海から始まる戦争の防止
――ニカラグア=コロンビア領土海洋紛争を手掛かりに
第14章 ビーグル海峡事件
――紛争の只中で国際法を語り継ぐ
第4部 強制力の使用
第15章 コルフ島事件(1923年)における国際法の多層性
――囲い込まれた復仇
第16章 ロシアのウクライナ侵攻を契機とする
もう一つの戦争の抑制
――第三次世界大戦を現実のものとしないために
第5部 現下の紛争の制御について
第18章 安保理常任理国を当事者とする
侵略戦争において国連にできることはあるか
第19章 武力紛争統御における国際人道法の役割
第20章 パレスティナ武力紛争における人道的介入論の役割
――古典的目的-手段枠組みの応用可能性