災禍の民衆知と避難行動の比較分析
¥ 5,720 税込
- 商品コード
- 1914006
関連カテゴリ
実店舗在庫
読込中...
e-honで購入
災害の経験を記録・伝承し、未来に活かすために何が必要か？
災害大国日本に生きる私たちは、これまでの災禍で得た経験をソフト／ハード双方の面から記録・伝承し、近未来に生じうる災害に備えなければならないだろう。本書は、国内外で生じた様々な自然災害発生時における行政対応および住民避難の詳細な比較事例分析を通し、そこで得られた個々の「民衆知」を教訓として敷衍し、新たな防災の視座を提供する。行政だけではカバーしきれない、地域社会が担う防災のあり方を示した一冊！
序 章 思考範型としての「防災」を問う
第Ｉ部 アグン山噴火と住民組織
1 章 地域の特性を生かした火山防災対応
―2017年インドネシア・アグン山噴火事例―
2 章 アグン山噴火をめぐる住民の避難行動
3 章 バリの住民組織「バンジャール」と避難対応
4 章 バンジャールが果たす住民避難
第Ⅱ部 集団避難の比較分析―噴火と原子力災害から―
5 章 避難所での住環境
6 章 東日本大震災発生後の住民の避難行動と行政区
―双葉町を中心に―
7 章 民衆知と住民避難
第Ⅲ部 民衆知を教訓にするために
8 章 「防災」に活用されたコネとカネ
―西アフリカ・エボラ危機2013-2016年からの試論―
9 章 災害の記憶の場所と資料化の概念 山田修司
10 章 モビリティーズに向き合う復興知 吉原直樹
終 章 記憶は記録・伝承され教訓となるのか
―コミュニティ、メディア、アーカイブの視点から―