福祉権運動のアメリカ
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「貧困大国」アメリカにおいて、真に貧しいのは誰か。BLM運動のはるか昔、公民権運動の時代に黒人女性たちが生み出した福祉権運動は、「救済に値する貧困層」と「値しない貧困層」の二項対立を突き崩し、人種とジェンダーの平等を追求した。黒人自由闘争史と第二波フェミニズムの歴史に再考を迫る、そのラディカルな思想とは。
[目次]
主な略称一覧
図表一覧
序 章 福祉権という思想
第一章 「世界に知らしめるときがきた」――福祉権運動の始まり
第二章 「仕事か福祉を!」
――「貧困との戦い」と「貧困児童扶助を受給する名もなき母親たち」
第三章 「ワークフェア」との闘い
――「就労奨励プログラム」をめぐって
第五章 誰の〈身体〉か?
――福祉権運動と性と生殖をめぐる政治
第六章 全米福祉権団体の解体――「反福祉のイデオロギー」
終 章 「福祉」の解体と新たな運動の始まり
初出一覧
あとがき