司法が原発を止める
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裁判官の責任とは、矜持とは!?
「裁判官は事件を裁くことによって自らが裁かれる」との覚悟と、「この判決を出せたら、僕はもうそれで死んでもいい」との思いで、原発の運転差し止め判決を言い渡した二人の裁判官が語りつくす。
3.11福島第一原発の事故以前に、原発の運転差止めの判決を言い渡した井戸氏と、福島原発事故後に原発の運転差止め判決、原発再稼働差し止め仮処分の判決を言い渡した樋口氏という、二人の元裁判官の対談。
[目次]
はじめに 井戸謙一
第一章 二つの判決
志賀原発の運転差し止めと大飯原発運転差し止め
原発訴訟担当裁判官を集めての2013年「協議会」
一年半で書き上げた大飯原発差し止め判決
伊方最高裁判決の解釈
規制基準の意味
樋口判決の衝撃
第二章 知られざる裁判官の仕事
新人裁判官時代の思い出
裁判官の窮状
裁判官生活と事件の思い出
活動家裁判官と実務派裁判官
刑事司法の闇
無罪判決の記憶
裁判官退官後の選択
第三章 どうして原発を止めなければいけないのか
原発を止めなければいけない理由・その1
帰還困難区域は名古屋市と同じ広さ
原発を止めなければいけない理由・その2
放射性物質の危険性
原発を止めなければいけない理由・その3
2022年6月17日最高裁判決批判
第四章 裁判官の可能性と覚悟
福島第一原発事故賠償訴訟における裁判官の態度
最高裁人事の問題
裁判官の覚悟と可能性 若い裁判官へのメッセージ
キーワード
おわりに 樋口英明