インセンティブ・バーゲニングと企業法
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ある企業の「一生」を通じて、日本的企業システムの今とこれからを描く
企業活動のプレーヤーである株主・債権者・経営者・従業員は、会社法をはじめとするいわゆる「企業法」の枠組みの中で行動している。企業法の体系や補完性、日本的企業システムの今と将来を明らかにすべく、各法の第一人者が、ある企業の「設立から解散まで」に起こりうる事象を軸に行った議論を集約。
［目次］
序 章
第１章 起業──大企業の従業員がスピンオフ起業を考える
第２章 シリーズA── VC からの出資を受ける
第３章 事業提携──大企業から共同開発の提案を受ける
第４章 内部組織の設計──人的資本の拠出者のインセンティブの設計を考える
第５章 コーポレート・ガバナンス・システムの設計
第６章 IPO
第７章 企業活動の成果の評価・情報開示・分配
第８章 株主総会
第９章 株主アクティビズム
第10章 株主訴訟を提起される──取締役の責任について考える
第11章 設備投資──企業の資金調達手段
第12章 内部的組織再編およびグループ・ガバナンス
第13章 外部的組織再編（提携を伴う組織再編）
第14章 買収提案を受ける
第15章 MBO
第16章 余剰人員の整理
第17章 事業再生
第18章 総括
最終章 企業法における立法作業の実際と利害関係人間の動機付け交渉