1619年プロジェクト(上)
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ピュリツァー賞受賞作品収録、画期的な選集
一七七六年のアメリカ建国史を黒人奴隷制と差別の視点から捉え直し、最初のアフリカ系黒人奴隷が到着した「一六一九年がアメリカの真の始まり」と位置づけ、学者・詩人・作家・ジャーナリストによる、多様なテーマ(人種、政治から音楽、正義まで)の十八本の論文・詩・短篇を編んだ歴史書。トランプ大統領が「有毒なプロパガンダ」と非難し、ハリス前副大統領が「アメリカ史に絶対に必要な清算行為」と称賛し、大反響と歴史修正主義を巡る大論争が起きた話題作。「プロジェクト」の目標にアメリカの学校に黒人奴隷制を学ぶ教育を定着させることにある。カリフォルニアなどの州は「プロジェクト」を教育カリキュラムに取り込もうとしている。しかし共和党保守派議員はカリキュラムに組み込ませないようにするための法制化を急いでいるという。
本書は日本において、アメリカ建国史と黒人奴隷の真実、黒人差別と抵抗の知られざる歴史、トランプによる分断政策の問題点を知りたい読者必読の書だ。編著者は『NY・タイムズ・マガジン』常勤ライター、ハワード大学教授。人種的不正義の報道、学校での人種隔離の存続の研究に取り組んでいる。