日本人戦犯裁判とフランス

日本人戦犯裁判とフランス

¥ 2,860 税込

商品コード
1922903
著者
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出版社
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ISBN
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発行日
2025/06/25

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裁く権限はどこにあるのか――

日仏の奇妙な「共存」の果てに、戦後の裁きは行われた。
日仏越の最新の資料を用いて、忘却された戦犯裁判の実態と、そこに表れる植民地主義の根深さに迫る。

東京裁判とBC級裁判では、「戦勝国」かつ「被害者」である連合国が、日本人による戦争犯罪の審議を行った。そのうちの一国がフランスであったが、第二次世界大戦下にドイツ占領下に置かれたフランスは、インドシナで駐留する日本と協力関係を築いていた。このような状況にあったフランスが、日本人戦犯裁判にどう関与していたのかほとんど知られていない。
本書では日仏共存した仏領インドシナ時代から、サイゴン裁判、東京裁判に至るまでの過程を克明に再現し、「未完の脱植民地化」を明らかにする。

[目次]
はじめに――日本人戦犯裁判を読み直す
第一章 第二次世界大戦期のインドシナ――日本とフランスの「共存」
第二章 戦後インドシナをめぐる混乱と「清算」
第三章 サイゴン裁判で何が裁かれたのか
第四章 東京裁判というアリーナ――連合国と法律家たちの思惑
おわりに――植民地主義の根深さ

年表
参考文献
あとがき
索引