復帰50年の沖縄世論
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沖縄では、米軍基地に対する態度と、自身のナショナル・アイデンティティの位置づけが結びつくような状況がある。２０２２年９月、両者の複雑な関係を明らかにするために行われた世論調査は、沖縄県民３８００人を対象とし、１０００人以上から回答を得た大規模なものになった。本書は、その結果から見えてきたものを示す。
［目次］
序章 沖縄におけるアイデンティティと米軍基地問題
第１章 アイデンティティ――沖縄における多様性と複層性
第２章 階層――沖縄における格差と政治
第３章 若者――基地意識の世代差の背景にあるもの
第４章 政治――県知事選の投票行動と反基地運動に対する評価
第５章 辺野古移設――賛成する人たちの葛藤
終章 復帰50年の沖縄世論
補章 沖縄県における／関する世論調査――「沖縄とは何か」を探る軌跡
あとがき
参考文献