令和ファシズム論
¥ 2,200 税込
- 商品コード
- 1931968
関連カテゴリ
実店舗在庫
読込中...
令和の日本社会をおおう〈ぼんやりとした不安〉。
その輪郭を描き出すべく、「ファシズム前夜」を経験した、かつての日本とドイツに光を当て、
両国がファシズムに屈した背景を、財政史という観点から分析。
そこで得た基準をもちいて、現代日本の危機的状況を浮かび上がらせていく。
多くの人が生活不安をかかえるなか、「人気取り」の政策案が打ち出され、「極端」な議論を展開する〈小さな権威主義〉が力を得ていく──。
居場所を追われる「自由と民主主義」をまもるための立脚点を探求し、肯定的未来への道を切りひらく渾身の書!
[目次]
はじめに
第一章 歴史の転換点ではなにがおきるのか?
第二章 昭和恐慌からの脱出と高橋是清の苦闘
第三章 ファシズムへの道程でなにがおきたのか?
第四章 ファシズムの条件をさぐる――ドイツとの対比から
第五章 強まる将来不安、崩れ落ちる民主主義
終 章 エクストリーミズムをのりこえる
注
あとがき