人間中心の知的財産法
¥ 4,950 税込
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サイバー空間で増殖する情報の価値やリスクの帰属を考えるとき、人間の関与にはどのような意味があるのか。知的財産法の難問に挑む。
AIや仮想空間、それらの技術を応用したサイバネティック・アバターの構想は、フィジカルな制約から人間を「解放」しようとしている。だが、この解放は同時に、人間の関与を前提として設計された法制度に多くの課題を突きつける。本書では、知的財産をめぐる法的規律に焦点を当て、近未来を射程に収めた研究で最新テーマに鋭く迫る。
[目次]
はしがき
第1部 人間中心のクリエイション
第1章 発明における主体と客体
──人工知能関連発明を素材として
第2章 発明の実施における分散と集
──複数主体による実施及び仮想空間における問題を中心に
第3章 AI生成物の著作物性と人間の関与
第4章 著作権制限の正当化根拠としての受け手の利益
第2部 人間中心のデザイン
第5章 用途・機能から切り離された形態の利用と法的規制
──建築デザインの場合
第6章 意匠の新規性判断におけるAI生成デザインの引例適格性
第7章 AIとデッドコピー規制
第3部 人間中心のオートノミー
第8章 著作者人格権侵害要件の精緻化
序説──名誉権と同一性保持権との対話に向けて
第9章 パーソナルデータの収集・利用から生じる利益の帰属をめぐる問題
第10章 パブリシティ権の正当化根拠とデジタル・レプリカの規制
事項索引
裁判例索引

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