刑事訴訟で問われる 刑法の理論Ⅱ
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刑法の法律専門書。全4巻中の第2巻。本巻のテーマは、共同正犯と危険犯(公務執行妨害、贈収賄罪、放火罪、電車転覆罪、偽造罪)。研究手法として、個別分析的アプローチと全体総合的アプローチを対立軸とし、そこに歴史的アプローチを加味する。犯罪構成要件を分解して個々の争点を論じる研究手法は、一見科学的に見えるが、適正な刑罰権行使という本来の目的を忘れかねない危うさがあるとの研究視点に立つ。主要な判例を網羅し、それを歴史的順番に従って検討することにより、誰も目にしたことのない新たな世界が見えてくる。刑法は、学説が激しく対立する法分野である。はたして問題解決の糸口は見つかるのか。
[目次]
第6編 共同正犯
第1章 問題の所在
第2章 学説
第3章 判例
第4章 小括
第7編 危険犯
第1章 公務執行妨害罪(刑法95条)
第2章 贈収賄罪(刑法197条以下)
第3章 放火罪(刑法108条以下)
第4章 電車転覆罪等(刑法126条等)
第5章 偽造罪(刑法148条以下)

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