福澤諭吉と法典論争
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法典延期派であった福澤諭吉。それは何故か?
「民法出て忠孝亡ぶ」。この法典論争に、福澤諭吉は何故「法典延期」を唱えたのか?
その疑問を端緒として、明治国家の近代企業法制の形成に対する福澤の思想と行動、そしてドイツ人医師ベルツが「日本の教師」と評した福澤の実像を、随筆やコラムも交えつつ、鋭く読み解く。
明治期、近代国家形成の根幹をなす法典の制定をめぐり、価値観が激しく対立した「法典論争」。 法典は思想・政治・経済・言論が交差する場所で形成される――本書は、従来あまり注目されてこなかった福澤諭吉の立場に焦点を当て、法を見る視線とその行為を三部構成でたどる
Ⅰ部は『西洋事情』『文明論之概略』を背景に、条約改正と法典編纂の延期論の理路を。
Ⅱ部は帝国議会の大論争を軸に、商法典論争とブールス(取引所)前史から、制度化の現実を描く。
Ⅲ部は敗訴事件と著作権・出版制度の実践を読み解き、理念、制度、実践が接続される局面を一次史料に基づき読み解いていく。
[目次]
Ⅰ 福澤諭吉の法典論
Ⅱ 福澤諭吉と商法典論争
Ⅲ 福澤諭吉の法実践
結章 法と刀

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