福田徳三と社会政策
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◆福田徳三の広大な知的営為の全容を解明◆
わが国の社会科学の基礎を築いた福田徳三、その再生・復興をめざして第一線の執筆陣が、多方面にわたる福田の事績を明らかにし、その慧眼を蘇らせる。第2巻は「価格経済より厚生経済」、「価格闘争より厚生闘争」とする資本主義の改造と将来を構想した福祉国家論を論じる。厚生を軸にした福祉国家への発展を希求する、福田の「厚生経済的社会政策」の展開を逐う。
[目次]
序章 ― 背景
第一章 福田と労働者問題、ブレンターノ=福田共著『労働経済論』
第二章 「生存権の社会政策」と「労働権・労働全収権及び労働協約」
―福田とアントン・メンガー
第三章 社会政策と社会・労働運動―資本主義と社会主義の狭間で―
第四章 価格の学と厚生の学―ピグー『厚生経済学』の批判
第五章 生存権から解放の社会政策へ
おわりに
・参考文献

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