父系血統主義の系譜
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現代韓国の血統主義が、実は植民地期に日本の法整備によりもたらされた、日本由来の「創られた概念」であることを明らかにする。
【目次】
はじめに―――現代韓国の父系血統をめぐる起源の再考
序 章 先行研究において抜け落ちた視角と本書の視角枠組み
第1部――韓国併合以前の日本と朝鮮の世代承継と血統
第1章 植民地朝鮮に持ち込まれた血統とは何か
第2章 朝鮮時代の私領域における規範上の婚姻と親子
第3章 公領域での朝鮮時代の庶孽差別
第4章 「三宗の血脈」と英祖の憂鬱
第2部――植民地朝鮮における旧慣温存政策のあとさき
第5章 旧慣温存政策の朝鮮民事令への波及
第6章 植民地朝鮮の法源となる慣習の認定過程
第7章 民籍法における「朝鮮の慣習」という名の日本型父系血統主義の導入
第8章 裁判における日本型父系血統の「朝鮮の慣習」化
第9章 姓は男系の血統の標識・氏は家の称号
第10章 韓国の民法制定過程に見る父系血統主義の誕生
終 章 植民地朝鮮における「父系血統主義」と司法政策の臨界
韓国の礼との出会い―――あとがきにかえて

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