日本の「射精責任」論
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私たちはもう、「射精責任」という言葉がない世界には戻れない――。
「望まない妊娠」は男性の「無責任な射精」が原因であると喝破したことで、刊行直後から大きな話題となったガブリエル・ブレア『射精責任』(村井理子訳、齋藤圭介解説)。そこからさかのぼること約30年前、日本ではすでに、男性の射精とその責任をめぐる議論が行われていた。
蓄積された知見を蘇らせるだけでなく、第一線で活躍する13名の研究者が現代における課題をそれぞれの専門領域から議論した。男性と射精をめぐる議論の現在地と、進むべき道を明らかにした論文集。
[目次]
第1部 日本の射精責任論
第2部 男性学・男性性研究からの問題提起
第3部 フェミニズムからの問題提起――「射精」×「フェミニズム」
第4部 異性愛、自然性交、生殖をめぐる規範の外側からの問題提起

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