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現代ビジネスにおいて、人権・環境リスクはもはや回避できない「経営の急所」である。グローバルサプライチェーンの複雑化と、国内外での企業に対する要請の高まりにより、この課題は企業の存続を左右する最重要課題となった。法令・国際規範が厳格化するなか、「何を、どこまで実施すべきか」と迷う担当者に、本書は現場で直ちに活用できる「突破口」を提供する。
12の主要事業分野別に特有のリスクと具体的な対策を徹底解説。著者の豊富な支援実績に基づき、事業特性に応じたリスクを深掘りし、国際条約や国内外法令に基づくデューデリジェンス手法を詳述する。
複雑な課題を具体的な行動指針へと変換し、法務部、サプライチェーン管理部門、そして企業法務を担う弁護士が、日々の業務で直面する疑問を解決へと導く、最も実践的で網羅的な指針として活用できる。

［目次］
Part１　総論編　人権・環境DDの実務プロセス
1　はじめに
2　企業の事業活動における人権尊重や環境保護・気候変動対応の取組み
3　人権・環境DDプロセスの解説

Part２ 各論編　事業分野別の人権・環境DDの実務プロセス
条約・法令など
1　製造業における人権・環境DD
2　小売業における人権・環境DD
3　運輸業における人権・環境DD
4　システム開発業における人権・環境DD
5　介護事業における人権・環境DD
6　宿泊業における人権・環境DD
7　芸能マネジメント業における人権・環境DD
8　労働者派遣業における人権・環境DD
9　農水産業における人権・環境DD
10　鉱業・エネルギー事業における人権・環境DD
11　金融・投資業における人権・環境DD
12　建設業における人権・環境DD