司法的憲法
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憲法主導権を握るのは誰か
諸々の分断に苛まれるアメリカ。
司法にも党派的分断の疑いがかかる。
いかにして法の支配を維持するのか。
自己裁量統制の裏に潜む司法の思惑とは。
パワーゲームに翻弄されながらもしたたかな
憲法戦略を実践する司法の姿を描き出す。
現在のアメリカは深刻な政治的分断に苛まれている。「憲法的ハードボール」と呼ばれる強硬手段の応酬によって、連邦最高裁の判断にも強い党派性の疑いが向けられている。民主的正当性に欠ける司法は、いかにして法の支配を維持するのか。最高裁は「司法ミニマリズム」や「歴史と伝統のテスト」といった自己抑制や自己裁量統制の体裁をとりつつも、「シャドードケット(緊急決定)」を多用し、他権力の権限を減殺し自らに権力を集中させる思惑が潜んでいる。パワーゲームの中で、憲法価値を実現する「漸進的司法積極主義」という、したたかな憲法戦略を実践する司法の姿を描き出す。
[目次]
はじめに
序 章 前提状況
第1章 司法をめぐる政治状況
第2章 潜在的司法積極主義――シャドードケットの活用
第3章 内在的動揺
第4章 裁量統制
第5章 司法権力の拡大
おわりに

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