虚偽自白の研究
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なぜ無実の人は、自ら罪を認めてしまうのか。刑事司法の現場で見過ごされてきた虚偽自白のメカニズムを、供述心理学の第一人者が解き明かす。大逆事件、三鷹事件、狭山事件、袴田事件、日野町事件など、明治から連綿と続く重大な冤罪事件を検証し、虚偽自白という「悲しい噓」の背景に潜む「真実」に迫る。
[目次]
序 章 「冤罪の不幸」の根を断つために
第一部 虚偽自白の問題を考える
第一章 虚偽自白という「悲しい噓」が見抜けていない現実
第二章 虚偽自白を見抜くための心理学――「供述の起源」を探る
第三章 政治のからんだ冤罪事件――「大きな物語」に巻き込まれて
第四章 社会的注目を集めた殺人事例――身近に立ち上げられた「物語」に引きずり込まれて
第五章 「事件」と言えなかった死亡事例――疑いが「事件の物語」を立ち上げる
第六章 裁判員裁判にかけられた冤罪事例――取調べの録音録画が残されているにもかかわらず
第三部 「渦中の視点」から心理学を再考する
第七章 人はその身体でそれぞれの生活世界を体験する
第八章 取調べの場の心理学
第九章 人が語る「悲しい噓」の心理学――その「臨場モデル」
おわりに
注
あとがき

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