ワタシ弁護士、依頼者に襲われました。
¥ 2,860 税込
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「私を襲った元依頼者と、なぜ対話を試みたのか」
刑事弁護の第一線に立ち、障害や依存症を抱える人々の支援に尽力してきた弁護士。ある日、彼は元依頼者の襲撃を受け、全治約1カ月の傷を負う。自身が「被害者」となったとき、眼前に現れたのは、加害者の言い分を封じ、ただ罰を与えることに終始する刑事司法の限界であった。
本書は、事件発生から公判、そして異例の拘置所での直接示談に至るプロセスを当事者である弁護士みずからが克明に記録。その歩みを、修復的司法(RJ)の研究者が犯罪学の視点から鋭く分析した、類を見ない対談集である。
「罰して終わり」で、再犯は防げるのか?
被害者の不安は消えるのか?
本書が提示するのは、単なる理想論ではない。現実の紛争解決における「処方箋」としてのRJである。読者は本書を通じて、従来の応報的司法の枠組みを超えた、対話による「害の修復」と「関係の再構築」という新たな視座を獲得することになる。
さらにコラムでは、本文で触れきれなかったRJの基礎知識を補完。司法関係者や福祉従事者はもちろん、現代社会における「人と人の向き合い方」を模索するすべての人に贈る、渾身の一冊。
[目次]
Part1 弁護士の受難、トイレで刃物と向き合った10分間
【邂逅】「助けた」つもりの相手は、凶器を手にトイレで待っていた。
Part2 「罰」の先へ、被害者となった法律家が望んだ対話の可能性
【齟齬】刑務所に入れれば「おしまい」なのか?
Part3 被害者、そして法律家としてたどり着いた「修復」という結論
【衝突】前代未聞の「示談」と「茶番はやめろ」の真意。
Part4 被害者・加害者、そして社会の“自己修復”を考える
【再生】被害者・加害者、そして社会の自己修復を考える。

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