派遣添乗員ヘトヘト日記
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添乗員の業界というのは、じつに曖昧模糊としている。
ツアーの参加者の多くは、旅行会社の社員が添乗員をしていると思っている。
しかし、そういうケースはほとんどない。
旅行会社の社員が添乗員になるケースでもっとも多いのは、修学旅行である。
いずれにしても、そうした社員が添乗業務を行なうのは、全体の中でも、非常に稀なケースである。
では、一番多い添乗員というのは、どういう人たちなのであろうか?
それは添乗業務を請け負う派遣会社に所属している人たちである。
添乗員の業界というのは、そういう派遣の人たちなしには成り立たない。
かくいう私もその一人である。
[目次]
まえがき――曖昧模糊とした添乗員の世界
第1章 派遣添乗員、本日も苦情あり
某月某日 体調不良:腹痛での綱渡りツアー
某月某日 忍耐:二度と会いたくない「先生」
某月某日 カメレオン:寝返り添乗員の苦笑い ほか
第2章 ハズレの仕事、ときどきアタリの仕事
某月某日 難民キャンプ:パニックと化した「浜焼き食べ放題ツアー」
某月某日 オロオロ:クレームを回避するためのテクニック
某月某日 人間音痴:妻孝行のつもりが、ヒモ生活に ほか
第3章 添乗員を取り巻く奇妙な人びと
某月某日 人生のベテランたち:バイキングは戦場である
某月某日 私のバスはどこ?:添乗員が集合場所を連呼するワケ
某月某日 コーコツの旅人:なにやら臭う話 ほか
第4章 旅行業界残酷物語
某月某日 引っ越し:年金15万円弱の温泉ライフ
某月某日 あぶない一線:「疲れ果てる」を超えた旅行会社社員
某月某日 添乗員は見た!:旅行会社の企業風土 ほか
あとがき─―火つきの悪いライター

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