フィードの中の民主主義
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現代の世論はSNS抜きでは語れない。
SNSによって形成される情報空間で今何が起こっているのか。
そこにはどんな特性があり、今後どうなるのか。
「ネットは信頼されていない」
「若者が見ているのはショート動画ばかり」
「世論調査の結果こそ民意」
……これらは本当だろうか?
思い込みや偏見を排した定量的なデータ分析から見えてくる「SNSと世論」の実態。
「マスメディア vs. SNS」という分断軸を超えて、実態をありのままに把握する。
(「はじめに」より)
本書は全部で7章から成りますが、大きくは、理論編、事例編、ガバナンス編と分かれています。
理論編は、特定の事例に縛られず、科学論文を参照しながら、SNSやメディアに関する様々なファクトを学ぶセクションになっています。特に、SNSの到来によって変化が生じたエリアについて解説を行います。第1章ではSNSや世論の特性、第2章ではメディアの効果、第3章では日本の若者のメディア利用の実態について学びます。
事例編は、2024年東京都知事選挙、衆議院選挙、2025年参議院選挙、2026年衆議院選挙に加え、2024年から2025年における欧州の選挙にまで羽を伸ばし、各選挙においてSNSがどのような役割を果たしたのかをデータに基づいて概観します。
ガバナンス編では、近年議論されている「SNSの規制」について、内容に基づいた規制ではなく、これまで日本ではあまり議論されてこなかった、「個人が情報環境を選ぶ権利」という観点から、SNSの競争政策やフィードの編集権といった論点について、欧米の議論を学びます。最後に、現代のメディア環境に必要なリテラシーについて述べます。

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