その行為、本当に処罰しますか
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立法学と憲法学と刑法学とが交錯する領域に初めて踏み込み、刑法学からの立法批判のあり方を提示した果敢な試み。
国家が処罰される者に対して不利益を課すためには、それを正当化する理由(目的)が必要であり、不利益の賦課はその目的達成のために相当なものでなければならないという本書のスタンスは、憲法学における三段階審査と目的審査、手段審査(比例原則)に対応する。憲法学の枠組みの中で刑事立法を考え、刑法学と憲法学との対話を促す意欲作。
2014年の児童ポルノ禁止法の改正で問題とされた「児童ポルノ」を自己の性的好奇心を満たす目的で所持することの犯罪化を素材に、自らが提言した立法批判・提言手法の枠組みの有効性を、鮮やかに検証した著者渾身の一冊。
(出版社HP抜粋)