体系的共犯論と刑事不法論
¥ 4,620 税込
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実務において共同正犯が広範に肯定されているのは、当罰性が高い人は「正犯」と評価されるべきで、そうでない人に限って「共犯」とされるべきであろうという考え方が根本にあるからだと思われます。はたしてそうなのか、と実務のあり方を疑うところから本書はスタートしています。
漠然とした「正犯性」「共犯性」の付与という次元を超え、それぞれの犯罪関与類型に即して、その構造と処罰根拠を解明し、相互の区別を「体系的に」説明することで、単に実務の動向に追随するだけの議論にならないよう、緻密な理論構築を試みています。
正犯・共犯論の諸問題につき、体系的な位置づけを与え、不法構造論との関連性を明らかにした、野心的な一冊。
(出版社情報)