弁護士のマインド
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多くの著名事件を手がけてきた熱血弁護士が、北海道大学法科大学院生にむかって熱く語った講義録をベースにした、生きた「法曹倫理」が学べるテキスト。
法曹倫理は、法律実務家が日常の業務のなかで遭遇する「義務の衝突」時に、進むべき方向を明るく指し示す海図や灯台です。そしてそれは、市民的倫理とは、似て非なるものです。だからこそ、裁判員あるいはその候補者にも、法廷にのぞむにあたってぜひ知っておいてもらいたいものです。
苦しみ、悩み、怒り、そして喜びのなかで培った著者の弁護士体験をふまえて、冤罪が生まれる土壌、裁判制度の問題点などにも切りこみ、日本の司法の現状を照射するスリリングな一冊です。
[目次]
第1講 法曹倫理教育の目的と法曹倫理の法源
第2講 弁護士職務の公共性・公益性とプロフェッション論
第3講 弁護士自治と懲戒
第4講 弁護士と依頼者の関係(1)-誠実義務と職務責任(専門家責任)
第5講 弁護士と依頼者の関係(2)-職務を行うことができない事件
第6講 弁護士と依頼者の関係(3)-守秘義務
第7講 弁護士と依頼者の関係(4)-受任・辞任の倫理
第8講 弁護士と依頼者の関係(5)-弁護士報酬について
第9講 相手方および相手方弁護士に対する倫理
第10講 刑事弁護における倫理
第11講 裁判官の倫理
第12講 検察官の倫理
おわりに-「よい弁護士」をともに目指して
【索引(事項・法令)】

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